「興味本位は、怖い」
− 魔物が潜む世界 −

少し自慢になってしまいますが、1年かけてサイトを600ほどつくり、
私もアドセンスだけでひと月に200万円ほど、出会い系と資料請求系アフィリで50万円ほど
稼がせていただいた時期がありました。

そのころにはすでにお金にも時間にも余裕がありましたし、
TOEIC900以上の英語力もありましたので、
興味本位でアメリカのある情報商材を買いました。

トラフィック(アクセス数)を増やす裏技的方法に関するe-bookです。

ネットビジネスでは世界一進んでいると言われるだけあって、アメリカの情報商材は
さすがだと思いましたが、私が特にレベルが高いと思ったのは、
購入者同士が自由に使えるフォーラムでした。

そこである人物と「出会った」のですが・・・。

 

  「この人、頭がおかしいの?」
− 計算されつくした仕組みとの出会い −

「アクセス数が全サイトで一日20000くらい。アドセンスだけで月に2万ドル弱稼いでいるけど、
どうやったらもっと稼げるでしょうか?」

半分冗談で、半分期待して立てた私のこのトピックに対し、どんどん書き込みが入ってきます。

「トラフィックをもっと増やそうよ・・・」
「サイトのキーワードを増やそうよ・・・」
「サイト数がまだ足りないよ・・・」
「いやいや2万ドルはすごいよ・・・」
「ノウハウ教えてよ・・・」
「クリック率が異常に高そうだけど、大丈夫かい?・・・」

などなど。


そんななか、ある人のコメントが目に飛び込んできました。

S氏です。

彼のコメントを読んだとき、私には全くわけが分かりませんでした。

「2万ドル程度ならまだ大丈夫。アドセンスなんかじゃ稼げないから、
いますぐやり直さなきゃだめだ。個別に教えるから連絡くれよ」

とても偉そうなので、最初は無視しようかと思いました。

きっと、からかっているのか、何かのネットワークビジネスにでも勧誘されるのがオチだな。
と思ったのですが、ひょっとしたら、ひょっとして・・・。

いろいろ詮索するのも面倒なので、とりあえずメールを送ってみました。

「いったいどういうことですか?」と。

 

  「なんて失礼なやつなんだ!」
− テロリスト −

すぐに返事が来ました。
彼からの返信メールには、フォーラムでの書き込みと同じで
理解しがたいことが書いてありました。

まずメールのタイトルがもう無茶苦茶です。
「terrorist wanted」 (テロリスト募集?)

まあ、それは置いておくとして、
まとめると以下のようなことが書いてありました。

・アドセンスでそんなに稼ぐなんて相当頑張ったんだね、ということ。
・やはり日本人は勤勉だね、ということ。
・君ならもっとはるかに稼げる方法があるけど・・・、とういうこと。
・自分は、面白いカラクリのあるサイトで、とても高い収益が得られる、
 サイト訪問者の視点に立ったサイトを作っている、ということ。
・そしてそのサイトが無限に生成されて勝手にコンテンツが簡単にできてしまう仕組みを
 もっているということ。
・その仕組みで、毎月10万ドル以上(1,000万円以上)はアフィリエイトで稼いでいるということ。


はったりなのか、本当なのか。

S氏に「もっと詳しく教えてください」、
という内容のメールを出しました。

今度は、待てども待てども返事は来ませんでした。

やはり、はったりだったのかと思い、もうこれ以上の追求は必要ないかなと思いましたので、
彼のことはもうどうでもよくなりました。

それから・・・。

 

  「格段に頭がいいと思った」
− 打ちのめされた瞬間 −

それから・・・。

2週間後の火曜日の夜。

なんとS氏からメールがありました。

ずい分と遅れた返信に対して、詫びる文面などなく、
そこにはいきなり書いてあったのです。

彼が考え出して実践して結果を出し続けている戦略が。

「これだったのか・・・!」

アダルトアフィリエイト

しかし、このような巧妙な仕組みのアフィリエイトサイトの作り方は、
正直、私は初めて目にするものでした。

どのような仕組みになのかというと・・・

・容易にコンテンツのあるページがあっという間にできてしまう仕組み
・そのページが以後完全にほったらかしで自動更新され続ける仕組み
 (サイトをいったん作ったら更新しないで済む)
・サイト訪問者が次々とページを移動してページビューが圧倒的(今までの3倍くらい?)に増える仕組み
・訪問者が思わずブックマークしたくなる仕組み(アフィリサイトなのに)
・全く予期しないような複合キーワードによるロングテールでネットの隅々から検索エンジン経由で
 集客できてしまう仕組み
・倍倍ゲームでページ数を増やすことができる
 (2倍の2倍、その2倍、さらにその2倍・・・。これがどれくらいすごいのかというと、例えば
 厚さ0.1ミリの新聞紙を42回折り畳むと、その厚み(0.1ミリかける2の42乗で、約40万キロメートル)で
 月まで届くくらいの増え方です)
・サイトを作らないのにサイト量産ができてしまうプログラムの仕組み
・リピーターが増え、いつの間にか売上が上がってしまう仕組み


「こういうものがあったら・・・」という発想から生まれたそのシステム、
もう少し具体的に説明すると・・・。

 

  それは、「倍々増殖」
− ページ量産のやり方が宇宙人的 −

「倍々増殖」

この観念は非常に重要ですので、少しスペースを割いてお伝えしたいと思います。

まず、核ページ(元になるページ)を作ります。

ここから一瞬の操作で、この核ページ1つが、2つのページに分裂します。

そして次は一瞬で4ページに。

次は一瞬で8ページに。

まだ、たいしたことないように思うかもしれませんが、実はこのような操作を繰り返していくと、
なんと7回目で128ページになります。

もちろん、これら128ページは、互いに異なるコンテンツです。

ここで仮に、128ページで1サイトを作ることにします。

元になるページが1つから、サイトが1つできるまで、一瞬です。

しかし、実はここから信じがたいことが・・・

 

  さらに、それは、「パラダイム・シフト」
− サイトを作らないサイト量産のやり方 −

上で述べた「倍々増殖」のやり方で即完成したサイト。

このようなサイトをもう一つ作りたい場合、もう、サイトを作ることすら必要ありません。

「どういうことか?」

S氏からこの仕掛けを教えてもらったとき、従来の常識がまるで通用しないような
大きな発想の転換を強いられることになりました。

衝撃的発想の転換。

最初に作ったサイトが、自動的に2つ目のサイトを作り出す。
あなたが望むのなら、同じように自動的に3つ目のサイト、4つ目のサイト、5つ目のサイト・・・

つまり、最初のサイトが、無限数のサイトを生み出すのです。
(もちろん、これら無数のサイトは互いに異なったコンテンツになります)

最初、この概念を聞いたあなたは、とても戸惑うことでしょう。

サイトを作らないのに、サイトの量産ができてしまう。

もしあなたが、今までの肉体労働型サイト量産に疲れ果てているとしたら、
この全く新しい量産の方法は、画期的にあなたのサイト作成速度を高めるはずです。

ところが、これだけで驚いていたら・・・

 

  「自動的に永遠に更新し続ける・・・」
− 全ページがまるで生き物 −

これは本当にびっくりしたのですが、検索エンジンのクローラーがやってくる度に、
作成した全てのページが更新されるようになっています。

従来の量産のやり方では、一度作成したサイトやページはほったらかしで、
新しいサイトをどんどん量産するのが「常識」でした。

しかし、このような更新しない従来の量産方法の問題点は、
更新しない古いサイトはどんどん検索エンジンでの評価を下げていくということです。

サイトの数が多ければいいというものではないのです。

新しいサイトを作っても作っても古いものから消えていく・・・

まるで穴の開いたバケツに水を入れ続けるようなものですね。

かといって、手動で古いサイトに記事を足したりしていては、
量産の速度が遅くなってしまいます。

サイトを作るのを止めたりしたら、徐々に検索エンジンから消滅していくので、
それが怖いからサイトを量産し続けるのです。

量産型アフィリエイターが労働集約的作業から抜け出せないのはこういう理由があるからです。

そして理論上、作るサイト数と消えていくサイト数が同じになったとき、
均衡状態です。

つまり、 サイト量産の限界地点なのです。

この限界地点を取っ払う量産のやり方が、S氏の方法でした。

検索エンジンでの評価を下げないために、更新し続ける、それも全自動で。

実に理にかなったアイデアです。

 

  「好奇心から始まった」
− 本気で稼ぎたいのだったら・・・ −

「S氏のからもらったヒントを発展させ、アダルトアフィリエイトの稼ぎの構造を日本語の環境で実現したい。」

私はそう思いました。

そしてプログラムの開発が始まったのです。


 
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